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オイルマネー
【おいるまねー】


石油産出国の石油輸出による貿易黒字で蓄積された資金のことを指す。1973年のオイルショック以降、原油価格(オイルショック直前では1バレル当たり約3ドルであった)が上昇を続ける過程で、石油産出国には多額の石油売却代金が蓄積することとなった。この資金は、国内のインフラ整備にも用いられるが、余剰となった部分は投資機会を求めて世界のさまざまな市場に現れることとなった。
原油の売却代金は基本的に産油国の政府機関に入るので、以前はこのようにして積み上がった資金を海外の運用会社に委託していたが、数年前からは自国政府の中に投資庁などを創設し、より自主的に運用するようになっている。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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