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デット(の)収縮
【でっとしゅうしゅく;でっとのしゅうしゅく】


不動産証券化市場において2007年以降発生した資金供給の減少。サブ・プライムローン問題が深刻化する以前は、日本においても不動産証券化商品に対するファイナンスの供給は潤沢であった。しかし、サブプライムローン問題の深刻化、それ以降リーマンショックに至るまでの投資銀行の破綻、ポートフォリオの劣化の過程で、証券化商品に対する期待も低下し、ファイナンスの提供者・供給量が減少を続けることになった。さらに証券市場の低迷から企業の間接金融への回帰現象が発生し、証券化商品に対する金融機関の取り組み姿勢はますます消極的になった。この結果、不動産に関連するファンドなどのリファイナンスが大きな懸案として浮上することとなった。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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