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匿名組合
【とくめいくみあい】


商法に規定される出資形態の一つで、匿名組合契約に基づき匿名組合員が営業者に対して出資し、営業者はその資金を活用して事業を行い、生ずる利益を匿名組合員に分配していく仕組み。不動産プライベートファンドでよく使われたYK+TKスキームは、営業者である特別目的会社として有限会社を設立し、エクイティ(投資資金)を匿名組合出資で調達するスキームのこと。YUGEN KAISHA+TOKUMEIKUMIAIを略してYK+TKという。有限会社の代わりに株式会社を用いる場合はKK+TKという。なお、会社法により有限会社制度が廃止されたため、これに代わり合同会社を活用したGK+TKスキームが登場した。
匿名組合が不動産投資のスキームに用いられるのは、ファンドのSPCでは実質的に課税されることがなく、出資者である匿名組合員側のみに課税されるような導管性(二重課税の回避)を持った仕組みを構築できるからである。
【参照キーワード】
匿名組合出資
二重課税




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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