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オフバランス(Off-Balance)
【おふばらんす】


Off-Balance

バランスシート(Balance Sheet:貸借対照表)から資産等を外す(off)こと。一般的に、土地や建物などの有形固定資産、債権などを売却することを「オフバランス」という。
減損会計の導入前は、土地などの固定資産の価格が下落しても取得価額のまま貸借対照表(バランスシート)の資産の部に計上されていたが、2000年代半ばに国定資産の減損会計が導入された後は、含み損を抱えた資産を保有していると多額の減損損失を計上しなければならなくなった。そうなると、価格変動の大きい不動産を保有していることがリスクとなる。さらに、資産規模ではなく資産効率が評価される時代になり、企業は業務のリストラと並行して、バランスシートのリストラ(再構築)を行う必要が出てきた。そのための一つの手法がオフバランスであり、企業も土地などの資産の「保有」から「利用・圧縮」へとシフトしたのである。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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