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ビタミンB12
【びたみんびーじゅうに】


(英)vitamin B12

炭水化物や脂肪を分解したり、遺伝子の素材になる核酸を合成するために必要な水溶性のビタミン。食品では肉類や卵黄、レバーに多い。活性型と不活性型があり、活性型ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていないとされてきたが、近年、ノリやクロレラに活性型のB12が含まれることがわかった。時差ボケの改善や予防の効果も期待されている。不足すると細胞分裂に支障が出て、赤血球が足りなくなって貧血になる。また、血中にホモシステインという物質が増え、動脈硬化が進む恐れがあるので、ホモシステインを減らすビタミンB6、葉酸と一緒にとるといい。1日当たりの摂取目安量ビタミンB12が0.6~60μg含まれている食品には「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められている。「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の成人(18歳以上)1人当たりの1日推定平均必要量は男女とも2μg。妊婦は0.3μg、授乳婦は0.7μgの付加が必要。推奨量は男女ともに2.4μg。妊婦は0.4μg、授乳婦は0.8μgの付加が必要。
【参照語】
日本人の食事摂取基準(2010年版),ビタミンB6,葉酸,核酸,クロレラ,栄養機能食品




(c)日経BP社 2011
日経BP社
「サプリメント事典第4版」
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