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狭間村(中世) 鎌倉期~戦国期に見える村名豊後国大分郡阿南【あなみ】荘のうち松冨名の異称乾元2年5月の松冨名半分新田畠実検帳案に,「阿南庄松冨名〈号狭間村〉」と見えるのが初見(大友文書/県史料26)狭間家略履歴によると,大友2代親秀の四男で,狭間家の祖となった大炊四郎直重が,文永の役の恩賞として,阿南荘狭間邑を賜わったというその範囲は近世の向の原・上市・下市・鶴田・海老毛・古原・来鉢・中畑・平床・赤野・北方・東行【とうきよう】・柏野・鬼ケ瀬・池ノ上など16村とする(狭間文書/県史料26)この範囲は現挾間町のうち大分川左岸にあり,旧挾間村・由布川村・石城川村にまたがるしかし松冨名の範囲は現庄内町(旧南庄内村・東庄内村),挾間町内大分川右岸部(旧谷村)および大分市の一部にまでまたがっている中分が行われた原因は不明だが,北方は大友惣領家が,南方は狭間氏が支配することになった正和5年7月のけうきん請文によると,北方地頭用作内小田を,けうきんに請負わせ,正中3年には北方畠つか本を直経に預け,さらに建武3年10月には,北方鶴田若宮の神畠つかもと半分を,りきせうに預けている(大友文書/県史料26)南方地頭職は,建武元年3月16日後醍醐天皇が狭間政直に安堵している(佐藤文書/大友史料5)北方については,貞治3年2月の大友氏時,永徳3年7月の親世所領注進状に,「同国狭間村半分」「同国狭間村半分北方」と見える(大友文書/県史料26)また,南北朝期の狭間は,官道が通っていたこと,高崎山に大友本城が構築されていたことなどから,南朝勢の侵入を受ける正平10年12月には,日田―玖珠―由布―狭間―国府―大神を経て博多に抜けているし,延文3年12月には狭間を攻め,高崎山西麓の赤松(別府市)で,大友勢と対峙している(木屋文書・志賀文書/大友史料7)由原宮(賀来社・現柞原社)領でもある狭間村は,享徳元年12月の疋田利秀八講用途送状に,南方は八講用途料所とあり,用途500文が南方役とある同2年8月の世利惟重等連署御供米送状には,大神宝式年御供米2石5斗が北方役と見えるまた,永智書状によれば,「八月放生会御供米,正月御供米,正月八講施物」等は,狭間南北役となっているなお,永禄4年の神宝目録には,87品目の大神宝を,先例に任せ,松冨名南北に調進せしめている(柞原文書/県史料9)長禄2年正月,大友親繁は,狭間南方の内100貫文を平井親真に預けているが(大友家文書録/大友史料11),この時点では既に南方の支配は狭間氏の手を離れ,大友氏の管轄下に入っていると考えられる康正3年正月,高崎親治は,狭間北方内竜原角屋敷土貢6貫30分の在所を小野三郎に宛行っているし,明応4年6月には,指原弘実等連署施行状により,北方竜原のうち奥5貫分が小野平三郎に宛行われている高崎氏の知行宛行は,所領の再配分であろうまた一万田鑑実も狭間村のうち2貫500分を小野新七郎に預けている(小野文書/県史料9)永正年中大友親安は,北方の内を平井和泉守に安堵し(大友家文書録/大友史料14),大永3年10月には狭間亀若に伯父三郎跡狭間村内18貫分を安堵している(狭間文書/県史料26)終見は天正8年4月3日の大友円斎(宗麟)書状で,田北紹鉄謀叛に関する史料であるそれによると熊牟礼山(庄内町)にたてこもった紹鉄等南郡衆が,4月1日狭間村を打立ったと見える(田原文書/県史料10) |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
狭間古墳【はざまこふん】 古墳前期の古墳... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
狭間田村(近世) 江戸期~明治22年の村名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
狭間・迫間【はさ-ま】 ((「はざま」ともいう))[1]物と物との狭い間... |
出典:東京書籍「全訳古語辞典」
狭間田新田(近世) 江戸期~明治8年の村名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
狭間田【はさまだ】 喜連川(きつれがわ)丘陵西南の洪積低台地に位置し,南東部の先端は浅く入りこんだ谷津を形成し,湧水や沼沢地が多い... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
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