- JLogos検索辞書>
- 兵とは
『福武国語辞典』を元に編集した電子特別編集版。日々の仕事・生活の中で使われる言葉や意味、用法が重要な現代語を中心に約6万語を収録。文章を書く際に役立つよう用例を多く掲載するなど使いやすさを追求した国語辞典。
◆関連辞書(JLogos内)
- amazon商品リンク
」を検索
 | 兵庫荘【ひょうごのしょう】 (古代～中世)平安期～戦国期に見える荘園名 |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
 | 兵庫荘(古代～中世) 平安期～戦国期に見える荘園名摂津国八部【やたべ】郡のうち六甲山地西部南麓に広がる平地に立地する長治2年2月10日付橘経遠寄進状坪付(九条家文書/平遺補31)に「(八部郡七条三里)廿八坪三反〈畠兵庫庄延定名外〉」「卅一坪六反〈一段兵庫庄松村名外〉」「(八部郡九条四里)廿坪三反〈田兵庫延定百八十ト〉」などとあるのが初見輪田荘と交錯する形で接している様子がうかがえる安元2年2月日付八条院御領目録(内閣文庫蔵山科家古文書/平遺5060)には,庁分御荘として「摂津国兵庫」が記載されているので,皇室領荘園であったことが知られる領家は池大納言平頼盛であったが,平家敗退後の寿永3年4月源頼朝は「兵庫三箇庄〈摂津〉」をもとどおり八条院領のまま,知行地として頼盛に安堵している(久我家文書1)この三箇庄というのは兵庫上荘・兵庫中荘・兵庫下荘の3つに内分されていたことをさすと考えられる鎌倉末期の嘉元4年6月12日付昭慶門院御領目録にも「一庁分……摂津国兵庫庄」とある(竹内文平氏所蔵文書/鎌遺22661)南北朝期には当荘は赤松範資の知行分であったが,文安年間頃に将軍家に召し上げられ,八条院領から幕府料所に変わったらしい(九条家文書2文明5年12月日付九条政基家雑掌申状案/図書寮叢刊)兵庫上荘は湊川流域,現在の神戸市兵庫区内に比定される文安6年4月29日付足利義政寄進状によって「摂津国兵庫上庄内徳珍名」が石清水八幡宮に寄進された(石清水八幡宮文書6/大日古)また文明14年頃の摂津国寺社本所領并奉公方知行等注文では「一,南禅寺双桂庵領 兵庫上庄内末弘名田畠〈不知行〉」と見え,南禅寺所領もあったが,応仁・文明の乱の余波で不知行となっている(蜷川家文書2/大日古)兵庫中荘は,上荘より早く鎌倉期の正応2年7月28日付寺領寄進状に「兵庫中荘内山野開発田畠荒野事」と見えるこの開発田畠などは妙法寺へ寄進されたもので,その四至に「限南神撫後」「限西下庄堺」と注記されている(妙法寺文書)また建武4年4月16日付沙弥某田地寄進状では「兵庫中庄公文名内拾弐条弐里拾坪」の1反が長田神社に寄進されている(長田神社文書)これからみれば,中荘の山野は北側山地「神撫」すなわち高取山の後に及び,その西側は兵庫下荘と接し,公文名のある八部郡12条2里1坪は苅藻川流域に当たると推定されるから,その荘地は六甲山地西部南麓の苅藻川流域,ほぼ現在の神戸市長田区に比定できる室町期には単に中荘とも呼ばれ,京都の相国寺の知行するところとなっており,「蔭涼軒日録」文明16年12月2日条に「就当寺領摂州中庄事,庄伊豆守強入部由,住持旭峰和尚訴状有之」などと見える相国寺領中荘は応仁・文明の乱中に庄伊豆守の押領を蒙り,いったん不知行となったが,文明14年に幕府から相国寺が直務すべき成敗を受けたところが,同15年11月に伊豆守の兄僧青源寺なる者が入荘して荘務を止めたという(蔭涼軒日録文明17年4月10日・13日条)文明16年頃の摂津国寺社本所領并奉公方知行目録に「一,相国寺領 中庄〈不知行〉」とあるのは,これを示す(蜷川家文書2/大日古)また,文明19年には「相国寺領中庄」が福原荘と合戦に及んだという(大乗院寺社雑事記文明19年4月19日条)兵庫下荘については貞応元年8月付大中臣景盛愁状案の証判に「兵庫下御庄地頭右馬允定元」とあるのが初見で(大中文書),同文書にはその後に中野田・田井村・中村・尻池村・板宿村・須磨村・野田村の刀禰らも署判している正和4年12月5日付田畠惣数目録に「兵庫下御庄内白河車造両畑田畠数惣目録事」(藤田文書),応永33年2月1日付宗妙等貞松庵并寄附田地置文(禅昌寺文書)に「摂州下庄貞松庵」と禅昌寺塔頭の名が見えることからすると,荘域は妙法寺川に沿う現在の神戸市須磨区東部に比定できる室町期には新熊野若王子社の所領となっており,応永7年5月22日付足利義持所領安堵状では「若王子領摂州兵庫下庄堺……并黒松谷用水田畠已下」を保障しているなお,この安堵状に「応保証験分明」とみえることから,兵庫荘の三分割は平安期の応保年間頃に行われた可能性もあろう正長元年10月8日付および永享10年10月29日付過書では「若王子領摂津国兵庫下庄年貢米弐百石」とある若王子社では代々の将軍の安堵を得たが,戦国期の領知覚書では,「兵庫下庄〈京着弐百貫〉」と年貢が銭納されていたまた三好日向守下荘支配の折は100石余を受納したが,その死後再び不知行となったと説明しており,戦国争乱のもとで当荘も衰滅していったことが知られる(若王子文書)なお,永禄12年3月7日付織田信長朱印状案には禅昌寺の寺領を安堵して「南禅寺真乗院末寺摂州兵庫下庄禅昌寺領,任当知行之旨,可被全寺納候」とある次いで,天正初年には当荘は荒木村重の勢力下に入っている(禅昌寺文書)... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
 | 兵庫県【ひょうごけん】 '■都道府県章  |
出典:東京書籍「都道府県Webデータベース」
| 兵庫町【ひょうごまち】 (近世～近代)江戸期～現在の町名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
| 兵庫津(中世) 鎌倉期～戦国期に見える津名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 兵庫郷(中世) 鎌倉期～戦国期に見える郷名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 兵庫町(近世～近代) 江戸期～現在の町名江戸期は高松城下の1町高松城外濠の南に位置し,南北にのびる丸亀町北端から西に連なる町筋地名の由来は,地内に兵器庫(兵庫)があったことによるという(高松地名史話)古くからあったとみられる町の1つで,寛永17年城下町絵図には「兵庫かたはら町」とあり,片原町と同様外濠に面する片側だけの町であった宝暦7年高松藩は財政難の解消と産業発展の促進のために藩札(銀札)を発行するが,その際に正金銀と藩札との引換を行う札会所を当町に置いたその隣に掛屋職が住まわせられ,毎日手代らとともに札会所に詰め引換業務がなされた(増補高松藩記)同所は明治5年の城下絵図によると当町東から3区画目に位置している当町西端は,文化年間の城下図に当町と西新通町が出会う場所を広場と記し,さらに法泉寺前から外濠に通じる街路と土橋から外濠に沿って南に向かう街路が交差して四ツ辻となっている城下町の街路は碁盤目のように通っているが,ところどころ行止りや丁字形になって見通しができないようにしてある広場も常磐橋から兵庫町を通り抜け,西に向かう丸亀街道筋にあり,街道をまっすぐに通さず広場で曲折させて西新通町につないでいる当町側に木戸があり,西新通町側にも木戸があった広場の近くには出雲屋敷・五十間長屋・時鐘楼があり,北側は外濠である明治8年の戸数98・人口374(梶山家文書)同年それまでの手習塾を改め私立光訓小学校設立,校主は井下保平で,丸亀町・古新町などの児童520名が通学した同9年私立を改め町村の公費運営となるが,同17年高松と隣接村を合わせて1学区となった段階で廃されたと推定される(高松市史)明治8年には前述の札会所跡に博文社が設立されている同社は南新町の伏石屋鈴木伝五郎,丸亀町の奈良屋十河権三郎,南新町の三倉屋富山甚三郎などその当時の有力商人たちが設立,啓蒙運動の中核となった同23年からは高松市の町名となる同28年4月高松電灯設立に伴い,同年11月四国ではじめて丸亀町と当町に電灯がともった需要家数は294戸であった明治30年頃当町では42軒の商家や職人が営業し,業種は30種にのぼるうち商家は洋服商3・小間物商3・八百屋物商4などで,職人には大工・鍛冶師・表具師などがいたその頃の讃岐鉄道高松停車場から当町までの人力車賃は40～50銭であった(繁昌懐中便覧)明治33年には外濠・堀川が埋め立てられ,同43年には堀川の埋立地に高松駅が完成した明治41年に広場～鬼無間に乗合馬車が開業大正6年には市内電車が開通し,広場に停車場ができたここで下車して兵庫町・片原町などの繁華街を散策する人が多くなり,広場界隈がにぎやかになった第2次大戦後,市内電車が廃止されたが,広場の四ツ辻を往来する人と車は一段と増加している世帯数・人口は,昭和19年末135・667,同21年末84・378(高松空襲戦災誌)同25年ライオン通り商店街が始めた一六デーが好評だったので,片原町・丸亀町とともに一六デーを催す(高松市史年表)同33年一部が西内町・古新町となり,西新通町東部と丸亀町・古新町・浜ノ丁の各一部を当町に編入世帯数・人口は,昭和40年141・513(男227・女286),同50年107・341(男155・女186)... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 兵家古墳群【ひょうげこふんぐん】 北葛城郡当麻(たいま)町兵家に所在する群集墳... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
| 兵庫【ひょうご(2)((書き換え・ガリーさん訳済み))】 [地域紹介] 兵庫県は,南で瀬戸内海,北で日本海に面しています.変化に富んだ風土のため,「日本の縮図」といわれることがあります.1995年に起こった阪神淡路大震災では大きな被害を受けました.県庁所在地で政令指定都市である神戸市は港町として発展してきた国際都市で,神戸港は国内でも有数の貿易港です.県南部の大阪湾岸地域は阪神工業地帯の一部を成し,重化学工業が発達していて商業も隆盛です.同時に農業も盛んな県で,鶏・牛の畜産も有名です.瀬戸内海最大の島である淡路島は,明石海峡大橋で本州と,大鳴門橋で四国と結ばれています.また,姫路市には世界遺産に登録されている姫路城があります. [参照]⇒ひめじじょう Hyogo Prefecture faces the Seto Inland Sea to the south and the Sea of Japan to the north. Because of the variety of its geography and climate, it is sometimes called “Japan in miniature.” The prefecture suffered major damage in the 1995 Great Hanshin and Awaji Earthquake. The prefectural capital is Kobe, an ordinance‐designated city that has developed as an international port city. In fact, the Port of Kobe is one of the busiest in Japan. The area along Osaka Bay in southern Hyogo forms part of the Hanshin Industrial Zone and is a well‐developed center of heavy industry, chemicals, and commerce. Hyogo also has a prosperous agriculture and is well known for its poultry and beef industries. Awaji Island, the largest in the Seto Inland Sea, is linked to Honshu by the Akashi Kaikyo Bridge and to Shikoku by the Onaruto Bridge. Himeji City is home to Himeji Castle, a registered World Heritage site.((ガリーさん訳)) ... |
出典:東京書籍「アドバンスドフェイバリット和英辞典」
| 兵庫県【ひょうごけん】 (近代)明治元年5月23日～現在の県名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
| 兵安【へいあん】 (近代)昭和13年～現在の行政字名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
