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[最終更新日:2006-12-11/JLogosid:705367830]
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発心門王子(古代~中世) 平安期~室町期に見える王子名牟婁【むろ】郡のうち「中右記」天仁2年10月25日条に「超三輿之多介……過亥之鼻,次入発心門」とあり,藤原宗忠は熊野詣での途中,三越峠を越えた後,発心門王子に立ち寄っているまた「先於其前祓,是大鳥居也,参詣之人必入此門之中」と見え,当地には発心門という本宮の入口を示す大きな鳥居があって熊野参詣人は必ずこの鳥居をくぐったという当王子名もこの発心門に由来するなお「中右記」天仁2年11月2日条には帰途の宗忠が当地で2度鹿に遭遇したことが記されている(大成)また熊野詣でをした藤原経房も「熊野にまうでて侍りける時発心門の王子にて詠み侍りける」として「嬉しくも神のちかひをしるべにて心をおこす門に入りぬる」と詠んでいる(千載集/国歌大観)「明月記」建仁元年10月15日条によると後鳥羽院の熊野参詣の一行が当王子社に立ち寄っているが,一行に従った藤原定家は「此王子宝前殊発信心,紅葉飜風,宝殿上四五尺木無隙生多是紅葉也」と記しているこの時定家は発心門の巽角の柱に和歌と漢詩を書きつけ,またこの日宿泊した王子の裏にある比丘尼南无房の宅にも1首の歌を書きつけている発心門の鳥居は鎌倉期の書物に散見し,「源平盛衰記」巻40の維盛入道熊野詣付熊野大峰事に「三超の巌を越には,忉利の雲も遠からず,発心門に著給ふ」と見え(有朋堂文庫),「一遍聖絵」に「発心門のみぎはに,心のとざしをひらき給ひ」とあり(続群9上),「宴曲抄」に「うれしきかなや仰見て,是ぞ発心の門ときけば,入よりいとどにごりなく」と記されている(同前19下)発心門王子は鎌倉末期の「熊野縁起」(仁和寺蔵/神道史の研究2)には「発心門〈五体王子〉」とあるように五体王子の1つで重要な王子であった「熊野詣日記」応永34年9月28日条には足利義満の側室北野殿の一行が当王子に立ち寄っており,その時の記述として「〈五体王子〉発心門の御ほうへい,御神楽つねのことし」とあり,御奉幣と御神楽が行われたその後一行は当地で休息し,祓殿王子へ向かっている(諸寺縁起集/図書寮叢刊)近世では当王子は廃絶しているが,「続風土記」では小名として発心門の地名を載せ,王子社については享保年間に本宮の末社として再興されたことを記しているまた発心門の鳥居に関して「続風土記」は「鳥居〈柱間七尺〉発心門王子の南往還にあり是今の発心門なり夫より北に折るゝ事一町許に二王堂といふ地あり是古の発心門の跡といひ伝ふ」と記しており,位置が移動したことが知られる現在の本宮【ほんぐう】町三越字久保の付近に比定される |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
発心城【ほっしんじょう】 戦国期の山城... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
発心寺【ほっしんじ】 小浜市伏原にある寺... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
発心【ほっ-しん】 ((仏教語))悟りを得ようとする心を起こすこと... |
出典:東京書籍「全訳古語辞典」
発心集【ほっしんしふ】 [[書名]]ほっしんしふ【発心集】(ホッシンシュウ)鎌倉時代前期の仏教説話集... |
出典:東京書籍「全訳古語辞典」
発心山【ほっしんざん】 久留米市と八女(やめ)郡上陽町の境界にある山... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
発心山【ほっしんざん】 久留米市と八女(やめ)郡上陽町の境界にある山... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典」
発心【ほっしん(2)】 ━━発心する (信仰心を起こす)be religiously awakened;(決心をする)make up one's mind... |
出典:東京書籍「アドバンスドフェイバリット和英辞典」
発心の小几作る雪の果 作者:石田 波郷(1913生) 季語:雪の果(ゆきのはて) 季語説明:その春、最後に降る雪のこと... |
出典:Ea,Inc.「JLogosHAIKU(俳句)」
発心の人見送るや木槿垣 作者:路曳(生) 季語:木槿垣(むくげがき) 季語説明:木槿で作られた垣... |
出典:Ea,Inc.「JLogosHAIKU(俳句)」