ケータイ辞書JLogosロゴ 宇曽利郷(中世)


青森県>むつ市

 鎌倉期〜室町期に見える郷名。糠部郡のうち。正中2年9月11日の安藤宗季譲状に「ゆつりわたす……ぬかのふうそりのかうなかはまのみまき・みなといけのちとう御たいくわんしきの事……しそくいぬほうし一したるにて,御くたしふみをあいそえて,えいたいこれをゆつりあたふるところなり」と見え,安藤(安東)宗季は子の犬法師に当郷の仲浜御牧・湊以下の地頭代職を譲渡し,当郷のうち「たや・たなふ・あんと」は女子とら御前に一期分として譲渡した(新渡戸文書/岩手県中世文書上)。次いで,建武2年間10月29日の北畠顕家国宣によれば,安藤高季は建武新政府から「宇曽利郷中浜御牧・湊以下」の地頭代職を安堵された(同前)。その後,当郷は康正3年に終結する蠣崎の乱ののち,根城南部氏の支配下に入った。応仁2年2月28日,安藤師季は熊野那智大社に「津軽外浜・宇楚里・鶴子遍地」の回復を祈願しているが(熊野那智大社文書),旧地を回復することはなかった。現在のむつ市・下北郡一帯に比定される。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7250291
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ