ケータイ辞書JLogosロゴ おほむかゑ(中世)


青森県>南部町

 南北朝期に見える地名。糠部【ぬかのぶ】郡三戸のうち。元弘4年と推定される2月2日の南部師行書状に「ひしやもんたうのちの事,おほむかゑのうち,やすた二郎か屋しき,をなしくそのまへに候はたきそへてまゐらせ候」と見え,当地内の屋敷・畠が毘沙門堂に寄進されている(遠野南部文書/岩手県中世文書上)。この頃当地は根城南部氏の支配下にあり,南部師行の所領があったものとみられる。戦国期に三戸南部氏の支配下に入り,地内の大向館(別名鎧神館)は同氏の居館の1つであったという。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7250416
最終更新日:2009-03-01




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