ケータイ辞書JLogosロゴ 駒込(近代)


青森県>青森市

 明治22年〜現在の大字名。はじめ造道村,昭和2年浜館村,同30年からは青森市の大字。明治24年の戸数72・人口469,廐24(徴発物件一覧)。明治18年に浜館小学校の学区となり,昭和25年以降は山間地に浜館小学校田代平分校(のち田代平小学校),同じく梨木平分校などが開設された。現在は戸山西小学校が字蛍沢にある。また昭和22年に開校した筒井中学校田代平分校は,同44年田代平中学校となる。昭和初年までは旧来の農山村。昭和3年に歩兵第5連隊の練兵場が集落の南東側の字蛍沢から東隣の戸山字赤坂の南部にかけて移転新設された。総面積およそ37万坪。昭和20年8月まで使用される。同24年から山間地に開拓団が入植し,田代平・梨木平などに集落が誕生した。同38年の世帯数161・人口949,ほかに田代平開拓地32世帯・178人となる。同45年から市営月見野霊園が字月見野の台地に造成され,また旧練兵場跡地に大規模な戸山団地の建設が県住宅供給公社により開始された。計画完了は同65年の予定だが,駒込側は先行して住宅が立ち並び,昭和47年には入居が始まって,近代的なニュータウンを構成しつつある。中央部に大住宅団地が出現しても,北部と南部には田畑が広く残る。北端を通って,新城から八幡林に至る国道4・7号の青森環状バイパスの建設が予定される。山間地は月見野森林公園・林間キャンプ場などのレクリエーション施設に利用され,奥地の田代湯元(田代平温泉)はいまも健在で,八甲田山北麓の観光ルートとしてにぎわう。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7250937
最終更新日:2009-03-01




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