ケータイ辞書JLogosロゴ 篠森村(近世)


青森県>弘前市

 江戸初期の村名。津軽郡鼻和庄のうち。弘前藩領。正保2年の津軽郡之絵図によれば,広前城下の北西に村名が見え,東は中崎村,西は高杉村,北東は三世寺【さんぜじ】村,南東は町田村,南は独孤村に囲まれ,高杉村から三世寺村へ通じる街道から少し南へはずれた所に描かれている。「正保高帳」の鼻和郡の新田に村名が見え,村高352石余とあるが,その後の郷帳・検地帳・高辻帳には村名は見えない。中世末期の笹森館を中心とする村落であったものと思われ,現在の弘前市独孤字笹元付近に比定される。ただし,正保2年の絵図に描かれた位置から,江戸中期に成立する小山村の地とする説もあり,これによると現在の弘前市三世寺色吉・月見野付近に比定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7251027
最終更新日:2009-03-01




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