ケータイ辞書JLogosロゴ 造道村(近代)


青森県>青森市

 明治22年〜昭和2年の東津軽郡の自治体名。作道(造道)・小柳・戸山・沢山・駒籠(駒込)・古館・松森・浜館・田屋敷・八重田の10か村が合併して成立。旧村名を継承した10大字を編成。役場を中部の浜館字見取に置く。明治24年の戸数367・人口2,430,厩140,学校1,水車1(徴発物件一覧)。村域は青森湾岸から深沢平野(青森平野の一部)を合わせ,八甲田山の北麓にまで及ぶ広域となり,米穀・蔬菜・薪炭・魚介類を産出した。明治10年開校の造道小学,同18年開校の浜館小学があり,大正13年には浜館尋常小学校沢山分教場を開設する。明治8年に施設された歩兵第5連隊の練兵場が造道からその西隣の松森にかけて存在したが,昭和3年に浜館村駒込・戸山地内に移転した。明治24年に日本鉄道(現国鉄東北本線)が中央部を東西に横断して開通。大正元年の戸数595・人口3,500。以後の世帯数・人口は,大正9年663・3,744(うち職業別人口は,農業2,592,水産業223,鉱業6,工業253,商業96,交通業93,公務・自由業108,その他の有業355・無職業18),昭和元年715・4,353。昭和2年4月造道・八重田が青森市に編入。同年5月浜館村と改称し,8大字は同村の大字に継承。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7251560
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ