ケータイ辞書JLogosロゴ 宇別村(近世)


岩手県>一戸町

 江戸期〜明治22年の村名。二戸郡のうち。盛岡藩領。享保20年からは福岡通に属す。村高は,「邦内郷村志」「旧高旧領」ともに33石余。なお,「正保郷村帳」「貞享高辻帳」「元禄郷帳」「天保郷帳」「安政高辻帳」には当村の名は記されず,「仮名付帳」には平糠村の枝村として見える。天保3年の「福岡通御代官所御郡分書上帳」によれば,村高23石余のうち蔵入高は18石余,給人は1人。八戸藩領および盛岡藩領福岡通・沼宮内【ぬまくない】通の3地域の境となる村である。「邦内郷村志」では,家数22・人数91,馬52。「本枝村付並位付」によれば,位付は下の下,家数15,集落別内訳は本村10・呼倉1・遠中4。なお,同史料によれば,当村より川を隔てた東の方に同名の宇別という村があり,この村は八戸藩領であると記す。しかし,八戸藩の領知目録などには宇別村の名は見えず,当時八戸藩領であった九戸郡葛巻【くずまき】村(現岩手郡葛巻町大字葛巻)地内に宇別という字名があり,「本枝村付並位付」のいう八戸藩領宇別村とはこの葛巻村地内の字宇別を指す。葛巻村地内の宇別は,当村の東境をなす吉ケ沢川の対岸に立地する。明治元年弘前藩取締,以後黒羽藩取締,九戸県,八戸県,三戸県,江刺県,青森県を経て,同9年岩手県に所属。同18年の村の幅員は東西約1里20町・南北約1里15町,税地は田1町余・畑34町余など計39町余,戸数18・人口118(男64・女54),馬43,職業別戸数は,農業18,物産は,馬・大豆・大麦・小麦・稗・蕎麦(管轄地誌)。同22年小鳥谷【こずや】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7253057
最終更新日:2009-03-01




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