金浜(中世)
戦国武士金浜氏の本拠地｡閉伊【へい】郡のうち｡金浜氏の本姓は小笠原氏｡永禄年間に船越家に聟入した甲州浪人小笠原修理之助の子孫｡南部高信に従って津軽葛西征伐に赴いた金浜入道(円斎)の名が知られる(奥南旧指録など)｡慶長元年南部信直が船越助五郎(安国)に与えた黒印状に,｢金浜･高浜･磯鶏･鍬ｹ崎三百石｣と見える(宝翰類聚)｡金浜館は海岸近くの今宿の地にある｡基部を空濠で仕切り,主郭には二重の帯郭があったと推定される｡100m×50m(下閉伊郡志･城郭大系2)｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7253379
最終更新日:2009-03-01