ケータイ辞書JLogosロゴ 清水村(近世)


岩手県>花泉町

 江戸期〜明治8年の村名。磐井郡のうち。はじめ仙台藩領,万治3年一関藩領,寛文11年仙台藩領,天和2年からは一関藩(田村氏)領。村高は,寛永検地55貫余(田45貫余・畑9貫余),「元禄郷帳」466石余,「安永風土記」64貫余(田51貫余・畑12貫余),「天保郷帳」628石余,「旧高旧領」651石余。明和9年の家数98(封内風土記)。「安永風土記」によれば,人頭98(うち禿8),家数94(うち寺1・水呑1・借屋3)・人数417(男223・女194),馬65,神社は八幡社・辰金大明神・高木大明神社・月山山王社・白山社,寺院は曹洞宗金寄山宝泉寺。堤6・堰3。また当村は宿場でもあり,村居住29軒に対して町居住65軒。文政年間に佐藤喜八が諸国遊歴して編笠作りを覚え,帰郷して婦女子の内職として伝えたという(磐井郡元流郷村史)。明治4年一関県を経て,水沢県に所属。同8年花泉村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7253872
最終更新日:2009-03-01




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