ケータイ辞書JLogosロゴ 中山村(近世)


岩手県>一戸町

 江戸期〜明治22年の村名。二戸郡のうち。盛岡藩領。享保20年からは福岡通に属す。村高は,「正保郷村帳」7石余(皆畑),「貞享高辻帳」9石余,「邦内郷村志」19石余,「天保郷帳」39石余,「安政高辻帳」31石余,「旧高旧領」19石余。「仮名付帳」には,当村の枝村として馬羽松村・摺糠村・火行村の名が見える。「邦内郷村志」では,家数21・人数130,馬53。「本枝村付並位付」によれば,位付は下の下,家数27,集落別内訳は本村19・大欠7・長井1。明治元年弘前藩取締,以後黒羽藩取締,九戸県,八戸県,三戸県,江刺県,青森県を経て,同9年岩手県に所属。明治6年摺糠・馬羽松の2か村を合併。また明治初年に火行村を合併したと思われる。同18年の村の幅員は東西約1里20町・南北約1里10町,税地は田1反余・畑73町余など計92町余,戸数45・人口286(男158・女128),牛21,馬69,職業別戸数は農業45,物産は牛・馬・大豆・蕎麦・稗・蕨粉(管轄地誌)。同22年小鳥谷【こずや】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7254438
最終更新日:2009-03-01




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