ケータイ辞書JLogosロゴ 姉歯村(近世)


宮城県>金成町

 江戸期〜明治22年の村名。栗原郡のうち。仙台藩蔵入地・給人地。「元禄郷帳」の村高981石余,「天保郷帳」では1,130石余。安永期の村高113貫余。人頭は寛永検地の竿答百姓31人であったが,83人に増加。戸数88・人口461。村鎮守は熊野社。寺院に曹洞宗瑞満寺・修験羽黒派三明院がある。瑞満寺は安永3年に焼失し,のちに復興した。元文2年,それまで下宮野村大仏と大林村大林にあった藩の御蔵場を引き移し,当村に9棟の御蔵が建てられた。御蔵場のうち,7つは明和8年,下宮野・大林へ戻され,安永年間には「御年貢并大豆催合石御蔵」と「御蔵金石御託石御返納御蔵」のいずれも縦15間・横2間の2棟が残っていた。また石運送船16(180石積)・普請舟1・かっこ舟2を持っていた(安永風土記)。明治元年宇都宮藩預り地となり,その後,栗原県・胆沢【いさわ】県・登米【とめ】県・一関【いちのせき】県・水沢県・磐井【いわい】県を経て,同9年宮城県に所属。同22年沢辺村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7255273
最終更新日:2009-03-01




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