ケータイ辞書JLogosロゴ 鶯沢(中世)


宮城県>鶯沢町

 南北朝期〜室町期に見える地名。「うぐいざわ」と読まれている。栗原郡のうち。「白鶯山文書」(宮城県史30)康暦2年11月15日付修験証状に「なかおく(中奥)へいのこほり(閉伊郡)のちしき(知識)たうたう(同道)の事 さなた(真田)の四郎さへもんに今年よりしてもたするなり」として追て書きに「二迫うくひさわの住人木ほとけ殿もたするなり。此の旨を存ちせらるべきなり」と見える。また同文書応永25年9月24日付の鶯沢諸郷先達職宛行状には「二迫うくひ沢□(郷)先達□□,南大沢,秋山大夫殿あつくる分,大沢,まつはたけ,こほりわたと三郷也」とある。白鶯山源沢寺はこの方面における羽黒修験の中心であって,当地住人木仏【きぼとけ】と称する人が,先達職として知識(信者)の組織にあたっていたことがわかる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7255493
最終更新日:2009-03-01




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