ケータイ辞書JLogosロゴ 笠島村(近世)


宮城県>角田市

 江戸期〜明治22年の村名。伊具郡西根のうち。仙台藩蔵入地・給地。「元禄郷帳」の村高503石余,「天保郷帳」では881石余。「安永風土記」によると,村高は田代72貫余・畑代15貫余で計88貫余,うち蔵入地18貫余・給地79貫余。人頭は寛永検地の竿答百姓27人から58人となる。家数59(うち名子1)・人数258・馬数40。産物は茶。神社は村鎮守の愛宕社など6社,仏閣は薬師堂,寺は空覚法印開山と伝える真言宗金性寺,修験は文明元年中興と伝える本山派和光院。村内中里に藤原氏一族の金沢氏が源頼朝軍を防戦するために拠点としたと伝える山口館跡がある。用水は山梨子堤より53貫余,八上沢堤より5貫余,林堰より2貫余,計60貫余を引水している。明治元年新南部氏領,以後,白石【しろいし】県・角田【かくだ】県・仙台県・宮城県・磐前【いわさき】県を経て,同9年宮城県に所属。同22年伊具郡西根村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7255852
最終更新日:2009-03-01




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