ケータイ辞書JLogosロゴ 毛萱村(近世)


宮城県>角田市

 江戸期〜明治22年の村名。伊具郡西根のうち。仙台藩蔵入地と一門石川氏の給地。「元禄郷帳」の村高は896石余,「天保郷帳」では1,532石余。「安永風土記」によると,村高は田代105貫余・畑代47貫余(うち茶畑30貫余)で計153貫余,うち蔵入地30貫余・給地122貫余,人頭は寛永検地の竿答百姓10人から73人となる。家数76(うち名子2・水呑1)・人数439・馬数38。産物は茶。神社は村鎮守の羽黒社,熊野社・諏訪社。仏閣は薬師堂(2),帝釈堂。寺は真言宗無量山竹林寺。修験は弘治年間開院と伝える本山派良蔵院。村内に野崎氏の居館であった羽黒館跡がある。用水は我意ノ入・西ノ入・竜ケ沢・小平・時ノ入・山居堤と,南江・北江堀より溜高62貫余を引水している。明治元年新南部氏領,以後,白石【しろいし】県・角田【かくだ】県・仙台県・宮城県・磐前【いわさき】県を経て,同9年宮城県に所属。同22年伊具郡西根村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7256201
最終更新日:2009-03-01




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