ケータイ辞書JLogosロゴ 下野郷村(近世)


宮城県>岩沼市

 江戸期〜明治22年の村名。名取郡南方三十邑の1つ(封内風土記)。古内氏8,000石の知行地。村高は436石余(元禄郷帳),のち2,220石余(天保郷帳)となる。新田開発が行われた所である。「封内風土記」によれば,戸口200・人口652・馬12。神社に雷神社・愛宕神社・稲荷社・鹿島神社・熊野神社,仏堂に弘法大師堂・薬師堂・観音堂,寺に真言宗岩誓寺・曹洞宗法円寺・真言宗神前寺がある。沼に長さ600間余・横100間余の長沼がある。「矢の目状」によれば村内の矢の目には元禄16年より18人ずつ10番編成の計180人の奥山氏足軽がおり,矢野目足軽と称した。明治元年新仙台藩,同4年仙台県,同5年宮城県に所属。同22年名取郡玉浦村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7256571
最終更新日:2009-03-01




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