ケータイ辞書JLogosロゴ 五十土村(近世)


秋田県>由利町

 江戸期〜明治22年の村名。出羽国由利【ゆり】郡のうち。慶長7年〜元和8年最上氏領,同8年本多正純領,同9年から本荘藩領。慶長17年という「由利郡中慶長年中比見出検地帳」に滝沢領五十土村と見えるのが初見。「正保国絵図」,元禄11年「村高帳」とも当高319石余とある。馬場野溜池や面間ケ沢【つらまがさわ】堰・中沢堰を利用して開発は進められた。「天保郷帳」には365石余とあり,慶応4年「滝沢郷村鑑書上帳」(木村家文書)では高359石余(本田・新田・畑とも),家数35軒・人数162(うち男85・女77),修験は宝正坊1軒とある。村鎮守は五大尊堂。天明4年10月2日菅江真澄は当村を経て矢島に向かうが,「いかず」と記している(秋田のかりね)。明治9年の戸数39(うち小社2)・人数187(うち男94・女93),他に馬48頭,うち3頭を本荘町馬市に販売(郡村誌)。同22年由利郡東滝沢村の大字となる。合併時の戸数30・人口225であった(東滝沢村誌)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7258131
最終更新日:2009-03-01




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