ケータイ辞書JLogosロゴ 尾去村(中世)


秋田県>鹿角市

 戦国期に見える村名。陸奥国鹿角【かづの】郡のうち。「鹿角由来記」に「尾去村,尾佐利越中領知。本名阿保也。館有り」と見える(南部叢書)。鎌倉期に鹿角に入った阿(安)保氏の一族は,南部氏が鹿角を制圧したのちにも,なおこの地方に館を構え,根強く領地支配を続けていた。尾去館は尾去八幡神社から小沢を隔てた舌状台地に連続多郭式の遺跡を残している。館の東中腹に松沢山長泉寺があり慶長18年の開山で,近世史書のいう松峯山である。寺の境内から米代川沿いの道路に出た所に,秋田県では数少ない古墳の1つ三光塚がある。中世の尾去には,この古代以来の伝統があった。近くの尾去沢鉱山が古代からあったというような俚伝も,この地域の中世以来の古さに由来する。尾去地域内に残る東在家【ざいけ】・西在家の地名も,中世におけるこの地域の姿を示している。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7258630
最終更新日:2009-03-01




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