ケータイ辞書JLogosロゴ 上蛇田村(近世)


秋田県>岩城町

 江戸期〜明治22年の村名。出羽国由利【ゆり】郡のうち。もと最上氏領,赤尾津【あこうづ】郷17か村のうち。その後元和8年本多氏領を経て,同9年亀田藩領。川大内【かわおおうち】郷(川大内通りともいう)23か村のうち。土地は赤黒く良質,水利に恵まれ,さらに東方に勝山,東北に国見山があり,また南方には芹沢林があって良質のスギを産出した。村高は「正保国絵図」で378石余,正保3年5月28日「高目録」では378石余(うち田378・畑0.1)と図示。「元禄7郡絵図」で355石余,「天保郷帳」では391石余。享和2年の「領内村々庄屋覚帳」によると,庄屋は高野与兵衛であった。北方に寛永9年(元年ともいう)僧呑亀の開基した曹洞宗太源派赤平村竜門寺の末寺竜王寺(檀徒241人)がある。明治9年の田47町8反余・畑8町余・宅地3町1反余,計59町1反余,家数は平民36・神社1・寺1,計38軒,人口は男129・女122,計251人,馬56頭(郡村誌)。同12年佐々木平吉が戸長となる。同22年由利郡亀田町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7258913
最終更新日:2009-03-01




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