ケータイ辞書JLogosロゴ 金光寺村(中世)


秋田県>山本町

 戦国期に見える村名。出羽国檜山【ひやま】郡のうち。天正19年正月17日豊臣秀吉が秋田実季に当知行を安堵した朱印状写に,「きんかうし村・山屋村」142石とあるのが初見史料(秋田家文書)。統計石高のうち,当村分は50石前後と推定される。このうち20石は,「慶長6年秋田家分限帳」で秋田氏家臣の高野左馬介の代官所給地に指定されている。街道西側の古屋敷といわれる小丘上が金光寺廃寺址とみられ(現在の金岡小学校の地という説もある),この地点の南方には年欠ながら14世紀の造立とみられる板碑4基がある。また天正初年加賀国から入部した草分け百姓三浦氏は慶長2年に白山神社を勧請したという。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7259073
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ