ケータイ辞書JLogosロゴ 黒沢村(近世)


秋田県>由利町

 江戸期〜明治22年の村名。出羽国由利【ゆり】郡のうち。鮎川【あゆかわ】郷に属し,慶長7年〜元和8年最上氏領,同8年本多正純領,同9年から本荘藩領。元和8年滝沢兵庫頭知行地として黒沢村1万3,575束苅(171石余)とあるのが初見(滝沢伝来記など)。「正保国絵図」,元禄11年「村高帳」ともに当高436石余とある。安永6年37の戸数があったという(鮎川村郷土史)。「天保郷帳」には467石とある。黒沢番所が置かれた(本荘藩分限帳)。天明4年10月1日,菅江真澄は当村を通り前郷に向かう。「くろさわ」と記している(秋田のかりね)。村鎮守は新山神社。明治9年の戸数49(うち社1)・人数257(うち男138・女119)。ほかに馬57頭,舟車5艘(うち水害備船1・漁船4)とある(郡村誌)。同10年組合事務所時代「森子外二カ村」として西滝沢に一時編入される。同22年由利郡鮎川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7259151
最終更新日:2009-03-01




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