ケータイ辞書JLogosロゴ 李村(中世)


秋田県>合川町

 戦国期に見える村名。はじめ陸奥国管内。秋田氏領となり,出羽国秋田郡に所属。天正19年正月17日豊臣秀吉が秋田実季の当知行を安堵した朱印状写に,「かまの沢村・すもも村・は年山村」214石余と記載(秋田家文書)。中世にはこれが唯一の所見史料。写本中の「すもも村」が李岱村の誤写か,当時は李村であったことの反映かは未詳。ただし上記の朱印状写に記載された前後の村々から推して,「すもも村」が近世以後の李岱村の前身に該当することは確実である。慶長8年頃の3村村高などから按分すると,上記石高のうち当村分は52石前後と推定できる。集落内にまつる八幡神社は中世以前からかという。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7259724
最終更新日:2009-03-01




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