ケータイ辞書JLogosロゴ 箒畑村(近世)


秋田県>鹿角市

江戸期〜明治9年の村名陸奥国鹿角【かづの】郡毛馬内【けまない】通のうち南部藩領大湯川上流の地帯で,十和田街道(国道103号)沿いにある「奥々風土記」には「箒畑村,波宇伎波多と云」とある「邦内郷村志」によれば,蔵入高99石余・給分采地5石余・馬83・戸数34(うち枝郷に当たる堀内・赤川・大楽前【おおらくまえ】の分22)雄滝・中滝・泊滝からなる銚子滝があると記すまた三宝荒神と白山社をまつり,別当と認められる修験宮本坊のあることを記す菅江真澄が文化4年9月19日銚子滝を見に秋の色深い紅葉のこの村を訪れた時には,村中たもぎ(あおだも)の灰を染物屋に売り,西郡【にしごおり】(さわふたぎ)の柴の灰を紫染屋に売り,巨差不奈(あかしで)という木で履物を作って売ることを仕事にし,冬は狩りをしていた(十曲湖)地租改正を機に明治9年大湯村の一部となる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7260917
最終更新日:2009-03-01




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