ケータイ辞書JLogosロゴ 摩当沢村(中世)


秋田県>合川町

 戦国期に見える村名。はじめ陸奥国所管。秋田氏領となり,出羽国秋田郡に所属。天正19年正月17日豊臣秀吉が秋田実季の当知行を安堵した秋田郡内の村として,「ミつき田村・まとうさ村」74石余と記載(秋田家文書)。これが唯一の史料。この時期に同じく秋田郡内所管となった鷹巣【たかのす】盆地の東南方,摩当川が米代【よねしろ】川に合流する地点にも摩当の地名があるが,後者の摩当は当時は松尾【まつお】と称しているので,上記の「まとうさ村」を三木田【みつきだ】村に北接する摩当沢村に比定できる。掲載分の上記石高中,当村分は慶長8年頃の両村村高から按分すると17石前後となる。集落北部にまつる八幡社は中世以来かと伝えられる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7261079
最終更新日:2009-03-01




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