大口村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡はじめ櫛引【くしびき】郡,寛文4年からは田川郡のうち｡はじめ上杉氏領,慶長6年最上氏領,元和8年庄内藩領,寛永9年丸岡藩領,承応2年幕府領,元治元年からは再び庄内藩領｡狩川通に属す｡村高は,元和8年の御知行目録では318石余,寛永元年の庄内検地高辻では451石余,正保庄内絵図では451石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに446石余｡幕末期の｢弐郡詳記｣によれば,家数15軒｡鶴岡県を経て明治9年山形県に所属｡同11年の一覧全図では,反別47町3反余,戸数16･人口87｡明治14年に玉川村の玉水学校を当村に移し,同20年には大口尋常小学校と改称した(泉村概況調査)｡明治11年東田川郡に属し,同22年泉村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7262023
最終更新日:2009-03-01