ケータイ辞書JLogosロゴ 小白川村(近世)


山形県>山形市

 江戸期〜明治22年の村名。村山郡のうち。はじめ最上氏領,元和8年からは山形藩領。村高は,寛永13年の領地目録(家世実紀)では1,026石余,「天保郷帳」1,364石余,村山石高帳によれば天保13年1,071石余,「旧高旧領」1,368石余。元和年間以前は当村は山形城下の一部で家臣が居住していた。また仙台(現宮城県)に通じる笹谷街道の起点でもあった。元和8年最上氏の改易後鳥居氏が入封すると,笹谷街道は三日町に移され,さらに山形城下が縮小されると,当村は城下の郭外となった。神社は天満神社。同社の創建は古く,祭神はもとは日本武尊であったが,応永年間に斯波直家が菅原道真を勧請し,一社相殿となったという。旧山形県を経て明治9年山形県に所属。同11年の一覧全図では,反別99町1反余,戸数109・人口603,小白川学校がある。明治11年南村山郡に属し,同22年東沢村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7262876
最終更新日:2009-03-01




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