ケータイ辞書JLogosロゴ 千手堂村(近世)


山形県>山形市

 江戸期〜明治22年の村名。村山郡のうち。はじめ最上氏領,元和8年山形藩領,寛文8年幕府領,明和4年高畠【たかはた】藩領となり,のち天保元年からは天童藩領。村高は,寛永13年の領地目録(家世実紀)では491石余,「天保郷帳」697石余,村山石高帳によれば天保13年690石余,「旧高旧領」699石余。寺院は最上三十三観音の第3番札所である千手観音を祀る天台宗吉祥院がある。なお慶長8年3月17日の吉祥院御詠歌札には「奉納 第一番千手堂」として「花を見ていまやたをらん千手堂にはのちくさも盛りなるらん」の歌が詠まれている。また同寺には久安2年3月17日の年紀を有する四面石幢,永禄6年8月・天正8年7月銘の絵馬がある。旧山形県を経て明治9年山形県に所属。同11年の一覧全図では,反別52町2反余,戸数37・人口221。明治11年東村山郡に属し,同22年出羽村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7263453
最終更新日:2009-03-01




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