ケータイ辞書JLogosロゴ 角川村(近世)


山形県>戸沢村

 江戸期〜明治22年の村名。最上郡のうち。はじめ最上氏領,元和8年からは新庄藩領。古口郷に属す。村高は「新田本新庄領村鑑」では元和8年849石余・元禄13年1,140石余,「天保郷帳」では1,157石余で,ほかに当村の枝郷として沢内村53石余,「旧高旧領」では1,420石余。慶長17年3月3日の池田孫左衛門宛行状(斎藤文書/戸沢氏以前史料集)では「角川之内」の2,000苅が斎藤甚兵衛に宛行われている。当村には出羽三山へ登る角川口と呼ばれる参道がある。宝暦6年6月に清水(現大蔵村大字清水)廻りで1万2,000人,同年5〜8月には古口廻りで3万6,304人の行者が登ったという(戸沢村史)。今神温泉は精進潔斎の上阿弥陀三尊を祀り,念仏を唱えながら入湯することから念仏温泉ともいわれ,今熊野神社の初代別当が開いたという。「吉村本新庄領村鑑」によれば,当村の反別は明和3年72町余うち田方55町余,文化元年71町余うち田方54町余,年貢高は明和3年・文化元年ともに938俵余うち田方847俵余,家数・人数は寛政6年129軒・741,文化9年137軒・800,文化9年には馬54・牛6。枝郷に荒屋敷・小山・十二沢・真ケ木・長倉・中沢・タキ下・門前・田代・片倉・稲村・鹿沢・佐越・赤坂・平根・岩木・タテノ下・畑村・綱取・カッチ・高畑・沼田・上畑・元屋敷・岩野・三ツ屋・赤木・山本・悪戸・砂田・中嶋・沼田の各村がある。寺社は曹洞宗広際院・今熊野神社がある。旧山形県を経て明治9年山形県に所属。明治11年の一覧全図では,反別202町7反余,戸数・人口は137・1,079,角川学校がある。明治11年最上郡に属し,同22年古口村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7263764
最終更新日:2009-03-01




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