成沢村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡村山郡のうち｡はじめ最上氏領,元和8年山形藩領,延享3年下総佐倉藩領,寛延2年下野宇都宮藩領,明和元年からは再び佐倉藩領(柏倉陣屋支配)｡村高は,寛永13年の領地目録(家世実紀)では1,949石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ではともに2,054石余,天保13年の村山石高帳では1,733石余｡寺院は浄土宗金沢山源福寺で,宝樹山称名院仏向寺血脉譜(県史15下)には嘉元3年3月15日の開基として開山持阿上人沢山和尚の名が見える｡神社は八幡神社で,当社の鳥居(国重文)は,明治3年の神社書上帳によれば天仁2年の建立と伝える｡旧山形県を経て明治9年山形県に所属｡同11年の一覧全図では,反別189町4反余,戸数149･人口958,成沢学校がある｡明治11年南村山郡に属し,同22年堀田村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7264173
最終更新日:2009-03-01