ケータイ辞書JLogosロゴ 最上駅(古代)


山形県>山形市

平安期に見える駅名最上郡のうち「延喜式」(県史15上)の記載順序に従えば,出羽国の第1駅にあたる駅馬15疋・伝馬5疋を置くこの数は,出羽国駅の中で最大である陸奥国小野駅(現宮城県柴田郡川崎町)から笹谷峠を越えて,当駅に至り,山形盆地を北上して村山駅に至るおそらくは,最上郷のうちに置かれたと思われる比定地は諸説があり,「日本地理志料」および「地名辞書」は,山形市の東端の大字関沢としているしかし,ここでは最上郷は東端すぎ,適当でない大槻如電「駅路通」下巻では,山形市街の南東郊にある前田に比定しているさらに,川崎浩良は,最上郷の中心である山形市街地の雁島万日河原より旅籠町にかけての地域に比定している(山形の歴史)しかしこの2説ともに,確たる根拠はない現在のところ,最上駅は,山形市街地のいずれかに置かれたと結論づけられるにとどまっている
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7265014
最終更新日:2009-03-01




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