ケータイ辞書JLogosロゴ 浦尻村(近世)


福島県>小高町

 江戸期〜明治22年の村名。行方【なめかた】郡のうち。相馬中村藩領。はじめ標葉【しねは】郷,明暦2年からは小高郷に属す。村高は明暦2年269石余(相馬藩政史),正徳元年の高辻帳(県史9)では258石余,「天保郷帳」285石余,「旧高旧領」281石余。古来当時軒別増減による家数は元禄年間42軒・天明3年36軒・嘉永元年36軒(県史9)。明治4年の戸数35・人口281,馬37(小高郷戸口調/小高町史)。塩場770坪,その持主35人,漁船は多数で漁業は鰯【いわし】網・帰網・浮繰・鰍網,浦漁は・鰡・小魚類であった。北標葉郷界の三牧岩に郷中の租税を収める廩があり(奥相志/相馬市史4),北川原に5か村の鎮守塩釜神社がある。安政2年から二宮仕法を実施。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。明治20年の戸数54・人口372。明治12年行方郡に属し,同22年福浦村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7266009
最終更新日:2009-03-01




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