大塩村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡大沼郡のうち｡古くは河口郷に属した｡はじめ会津領,寛永20年からは南山御蔵入領｡大塩組に属す｡村高は,文禄3年の蒲生高目録では210石余,安永7年488石余(大塩組御手鑑),文化15年の村日記(県史10下)および｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに495石余｡小名に原新田･田代,端村に土倉･西部がある｡｢大塩組御手鑑｣によれば安永7年には家数70軒･人数366,馬21,産物は伊北布,紙,絹糸,銀など｡大塩組郷頭の居村であった｡化政期の家数本村31軒･原新田12軒･田代3軒,土倉8軒･西部15軒(新編会津)｡神社は山神社(3社),寺院は毘沙門堂がある｡若松県を経て明治9年福島県に所属｡戸数･人口は明治8年67･373(県資料),同20年の戸数63･人口393｡明治12年大沼郡に属し,同22年大滝村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7266163
最終更新日:2009-03-01