ケータイ辞書JLogosロゴ 大原村(近世)


福島県>伊南村

 江戸期〜明治22年の村名。会津郡のうち。古くは伊南郷に属した。はじめ会津領,寛永20年からは南山御蔵入領。古町組に属す。村高は,寛文6年の村々改帳では58石余,「天保郷帳」「旧高旧領」でも58石余。寛文6年の年貢は免3.8で,金6両余・銀11匁余,耕地は畑のみで反別9町余,物産は養蚕6両・瀑布織3両・麻布6両など(村々改帳)。同年の家数8軒・人数47(同前)。化政期の家数10軒(新編会津)。神社は鹿島神社・日光二荒山神社。西部の山中に横穴・縦穴と称する岩穴があり,縦穴は「今も甚き旱魃の歳には大木を伐来て穴の中を塞げば必雨降れり」(新編会津)と伝える。若松県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数10・人口44。明治12年南会津郡に属し,同22年大川村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7266275
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ