ケータイ辞書JLogosロゴ 小河荘(中世)


福島県>只見町

 室町期から見える荘園名。会津郡のうち。長享2年3月5日の蘆名盛高加判某在家売券に「奥州会津小河庄大田村内縁阿弥在家」を砂原蔵助が知行していたのを山内八郎盛通に永代売却している(山内文書/県史7)。しかし延徳3年卯月3日の同氏加判某売券(同前)では「会津伊北之郷,小河之村年貢公方一貫文之所,西方知行之地」と見え,山内一族と思われる某が大沼郡西方村の領主と思われる西方某から借銭の質にとった小河村の地を取りあげて蘆名盛高がこれを安堵していることがわかる。なお,当荘は越後国蒲原郡(現新潟県)を含む地域で,太田村は現在の新潟県東蒲原郡上川村大字豊川のうちに比定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7266366
最終更新日:2009-03-01




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