ケータイ辞書JLogosロゴ 折口新田村(近世)


福島県>西郷村

江戸期〜明治10年の新田村名織口・下口とも書く中通り南部,阿武隈【あぶくま】川南岸の河岸段丘上に位置する白河郡のうち当村は,延宝年間頃榊原武助吉当が荒廃した放牧地を開発したと伝える(白河風土記)はじめ白河藩領,慶応3年からは幕府領村高は,文化12年の御用留帳(和知勇家文書)では25石余,「天保郷帳」「旧高旧領」でも25石余文化12年の家数13軒,馬39(御用留帳/和知勇家文書)安永5年若松から黒川への廻米道が開かれ,問屋が置かれたが,一時廃れたしかし往来荷物の増加などにより文政7年に再開された年間400〜500駄であったが,ほかの街道稼ぎとともに村の生計の助けとなった黒川問屋附子馬数記(真船勝司家文書/西郷村史資料6)によると,詰馬3,旅籠3軒で,会津の萱手・馬喰・湯治客・行商人などに利用された鎮守の観音は開村の親榊原夫人が,新田鎮護のために創祀したといわれる地内に,榊原夫妻の事歴を刻した磨崖碑「伝え石」がある明治10年真船村に合併
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7266586
最終更新日:2009-03-01




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