ケータイ辞書JLogosロゴ 上宇内村(近世)


福島県>会津坂下町

 江戸期〜明治8年の村名。河沼郡のうち。会津藩領。青津組に属す。村名の宇内は古代高寺山仏教の盛んな頃,その堂宇のうちという意味から生じたと伝える。高寺36坊のうちの調合坊のあったところ。村高は,文禄3年の蒲生高目録では稲川郡に属し88石余,寛文9年133石余,文化15年の村日記(県史10下)では189石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに197石余。化政期の家数17軒(新編会津)。もと調合寺の薬師堂の本尊,木造薬師如来坐像(国重文)は俗称宇内薬師と呼ばれ,平安初期の作で貞観仏とされる。主産物は米。明治4年の戸数11・人口53。同8年大口村と合併して大上村となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7266826
最終更新日:2009-03-01




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