上郡山村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡楢葉【ならは】郡のうち｡はじめ磐城平領,慶長7年磐城平藩領,延享4年幕府領,天保7年棚倉藩領,嘉永6年からは下総多古藩領｡富岡組に属す｡村高は,文禄4年の検地高目録(磐城志案録/県史3)では436石余,慶長15年の岩城郷領分定納之御帳(内藤家文書/県史3)では下郡山村･毛萱村を含み1,208石余,｢天保郷帳｣では｢古者上郡山村･岩井土村･大谷地新田 三ｹ村｣として1,025石余,｢旧高旧領｣1,011石余｡｢元禄郷帳｣には上郡山村の枝郷として岩井土村｡寺院は新義真言宗保応寺･慈眼寺｡磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属｡同20年の戸数72･人口452｡明治12年楢葉郡に属し,同22年富岡村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7266884
最終更新日:2009-03-01