ケータイ辞書JLogosロゴ 上蓬田村(近世)


福島県>平田村

 江戸期〜明治22年の村名。石川郡のうち。蓬田村が正徳3年下蓬田村を分村し,のち上蓬田村と改称したという(長谷寺縁起)。はじめ幕府領,寛政3年からは常陸土浦藩領。村高は,宝暦10年の村明細帳(阿部家文書)では1,194石余,「天保郷帳」では蓬田村1,797石余のうち,「旧高旧領」134石余,明治元年の御支配所御物成取附帳では1,194石余。宝暦10年の村明細帳によれば家数70軒・人数357,馬58。また「江戸ヘ六十里,岩城江十一里,白川江十二里,石川江五里半,須賀川江七里,小野新町江二里二十二丁」とある。鎮守は石川郡・岩瀬郡に散在する菅船【すがふね】神社の総本社である菅船大明神。同社はもとは蓬田岳の頂上にあったが,江戸後期に村内に遷宮した。寺院は曹洞宗菅船山法伝寺(仙台領角田長泉寺末寺)・真言宗朝熊山長谷寺(山城国醍醐報徳院末寺)。法伝寺は蓬田【ほうでん】寺ともいい,「文明3年蓬田寺創立,寛保元年白河城主松平忠邦,蓬田寺を法伝寺と改む」(上蓬田村誌)とある。寛政3年に常陸土浦藩領となった折,村内の揚土【あげつち】に土浦藩の代官所が置かれ,土浦藩領12か村の中心となる。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数74・人口371。明治12年石川郡に属し,同22年蓬田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7267026
最終更新日:2009-03-01




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