ケータイ辞書JLogosロゴ 熊倉村(近世)


福島県>只見町

 江戸期〜明治22年の村名。会津郡のうち。古くは伊北郷に属した。はじめ会津領,寛永20年からは南山御蔵入領。黒谷組に属す。村高は,文禄3年の蒲生高目録で81石余,安永7年95石余(会津鑑),「天保郷帳」「旧高旧領」でも95石余。小名に沖・熊倉新田がある。化政期の家数は,本村21軒・沖4軒・熊倉新田2軒(新編会津)。熊倉新田は承応3年からの開拓(会津只見の歴史)と伝え,「新編会津」には「寛文の頃まで格村なり,何の頃にか此村に属す旨趣詳ならず」とある。北部に黒谷組の米を納める米倉がある。神社は稲荷神社,熊倉新田に山神社。村内に永禄年間頃目黒七十郎が住んだという館跡があった(新編会津)。耕地は低地にあるため,たびたび水害に見舞われた。若松県を経て明治9年福島県に所属。戸数・人口は明治8年17・101(若松県地誌資料),同20年17・102。明治12年南会津郡に属し,同22年朝日村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7267351
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ