ケータイ辞書JLogosロゴ 下桶売村(近世)


福島県>いわき市

 江戸期〜明治22年の村名。楢葉【ならは】郡のうち。はじめ磐城平藩領,延享4年幕府領,天保7年からは棚倉藩分領。村高は,文禄4年の検地目録(いわき市史)では桶売村として485石余,「天保郷帳」1,266石余,「旧高旧領」1,262石余。「元禄郷帳」では上・下桶売村に分かれている。「元禄郷帳」にある枝郷埃沢【ごみざわ】村(現字五味沢)・外林【とのばやし】村(現字殿林)と,後の開発と思われる志田名新田・高部新田は「天保郷帳」では「古者下桶売村・埃沢村・外林村・志田名新田・高部新田,五ケ村」とあり,当村に含まれている。当村は,江戸初期に桶売村が上桶売村・下桶売村に分村したと思われる。このうち志田名新田は寛永13年,高部新田は寛文6年からの開発といわれる(伊呂波寄頭)。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数74・人口354。明治12年楢葉郡に属し,同22年川前村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7267951
最終更新日:2009-03-01




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