ケータイ辞書JLogosロゴ 下千石村(中世)


福島県>古殿町

南北朝期に見える村名石河荘のうち観応3年8月3日の足利尊氏袖判吉良貞家奉書(川辺八幡神社文書/県史7)に「陸奥国石河庄内下千石村・板橋村并八幡宮神領下河辺村・急当・沢尻村」と見え,足利尊氏により石河板橋高光の当村以下4か村の領有が認められているなお,同年4月13日の吉良貞家吹挙状案(白河古事考所収文書/県史7)では,高光の所領が「石川庄内千石・板橋・八幡宮神領下河辺村・沢尻」とあり,当村の代わりに「千石」が見えるので両者が同一地であることは明らかであるこれによると,当村は高光の本領であったが,当時南朝方に属した兄時光に押領されており,北朝方として軍功のあった高光が本領の回復を尊氏に申請したことがわかる中通り南部,現在の古殿町大字仙石のあたりに比定される
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7268023
最終更新日:2009-03-01




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