新宮村(近世)
江戸期〜明治10年の村名｡耶麻郡のうち｡古くは新宮荘に属したという｡会津藩領｡慶徳組に属す｡村高は,文禄3年の蒲生高目録では896石余,文化15年の村日記(県史10下)では883石余,｢天保郷帳｣875石余,｢旧高旧領｣737石余｡端村に小山･小館がある｡化政期の家数48軒,村東の濁川東岸の向分【むかいぶん】8軒,小山2軒･小館9軒(新編会津)｡熊野神社は,慶長6年蒲生氏から50石の寄進を受けたが,慶長16年の大地震で拝殿などが倒壊し,同19年再建された｡寛永年間加藤氏により社領を没収されたが,正保2年宥慶という僧が修造した(同前)｡寺院は同社の別当の熊野山新宮寺,諸法山神宮寺･曹洞宗普光山大同寺｡若松県を経て明治9年福島県に所属｡同10年慶徳村･堀出新田村と合併して豊岡村となる｡
解説文を自分にﾒｰﾙ![]()
ﾒｱﾄﾞ:Milana@docomo.ne.jp
![]()
(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7268238
最終更新日:2009-03-01