ケータイ辞書JLogosロゴ 新城(中世)


福島県>大信村

 戦国期から見える地名。白川郡のうち。塔寺長帳の天文3年条に「伊達会津御同心あつて,岩城白川を敵として,しんちようと中処に御馬をたてられ候」と見え,伊達・蘆名・二階堂連合軍が結城白川領の新城を攻め,岩城・白川両氏と戦ったことがわかる。天文5年10月7日の二階堂続義感状によれば,喜連川五月女坂合戦の功として,二階堂続義は石井上総に「新城・白子百貫文之所」を加増として宛行っており,この頃当地が二階堂領であったことがわかる(石井家文書/県史7)。また,天正8年と推定される年欠正月9日の蘆名盛氏感状に「新城辺へ御断」と見え,白川氏宛てに,佐竹氏より珍しい物が送られてきたことなどを伝えている(佐竹文書/県史7)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7268253
最終更新日:2009-03-01




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