ケータイ辞書JLogosロゴ 関田村(近世)


福島県>いわき市

 江戸期〜明治22年の村名。菊多郡のうち。磐城平藩領。当村は勿来関を南西に控えた地であるので,江戸期を通じて譜代の磐城平藩領としておいたものであろう。村高は,文禄4年の検地目録(いわき市史)では284石余,文化年間の村名石附では522石余,「天保郷帳」547石余,「旧高旧領」522石余。「天保郷帳」には「古者関田村・小大島新田 弐ケ村」とある。水戸路(浜街道)の宿駅で,植田へ1里,南は「至常奥国界奈古曽関切通十二町余,至常陸多賀郡神岡一里三十町」(磐城名勝略記)とある。関田の宿を出ると「列松ノ大木道ヲ挾ミ,東海道ニモオサオサオトルマジト思フホドヨキ道」(小宮山楓軒:浴陸奥温泉記)であったという。主として漁業を生業としている。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。明治12年菊多郡に属し,同22年窪田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7268358
最終更新日:2009-03-01




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